トラッキングトレードを上手く活用するためのコツ

トラッキングトレードは、一度設定をすれば、決められた売買ルールに則って自動で売買を繰り返します。
ただ、自動売買と言っても、設定の時および運用途中でも、ちょっとした考え方のコツがあります。

そこで今回は、ファンダメンタリストさんの実際の運用状況を例に、トラッキングトレードを活用するコツをご紹介します。

●まずは、運用成績を見てみよう

評価損（含み損）の折れ線グラフ（赤）がジグザクと動いています。
これは、買い設定のトラッキングトレードの場合、相場が下落するときにはポジションが増えて評価損を抱えますが、相場が上昇するときには評価損が減る（ポジションが利益確定される）ためです。

これに対し、グラフ（緑）は実現損益を表していますが、こちらは着実に積み上がっており、コツコツと利益確定を重ねていることがわかります。

●トータルでプラスを目指すために

トラッキングトレードは運用途中において、ある程度評価損が発生しながらも運用を続けていくことで、最終的にトータルプラスにすることが目的であることがわかると思います。

そこで、トータルプラスにもっていくために重要なこととして、運用中に「損切が発生しないようにする」という点があります。

■買い設定の場合
【損切り】＝　想定変動幅の下限を超える値動きがあった時

相場が想定変動幅の中で動き続ければ損切りは発生しません。
したがって、運用をするにあたって、想定変動幅をどれくらいにするかが重要となります。

●想定変動幅の決め方

今回のバトルでファンダメンタリストさんは、4月4日にドル円買い設定の運用を開始し、同月20日に運用を停止しています。その後、新たに4月26日にドル円買い設定の運用を開始しています。
いずれの設定においても、想定変動幅を決めるときの基本的な考え方は、「運用する期間」と「過去の値動き（高値・安値）」をチェックすることです。

例えば、ガチンコバトルは期間が3か月間であるため、直近3か月の値動きはもちろん、半年や1年というもっと長い相場の値動きを見て、変動幅を決めています。

●想定変動幅の下限まで動いた場合？

想定変動幅の下限まで動くと損切が発生し、そうなると資金が減少します。
想定変動幅は、自分がイメージした値動きの幅の下限（上限）値であるため、それを超えるような動きが発生するような場合、運用を停止する判断も必要になってきます。

その時に有効な方法が、あらかじめ『停止レートを決めておく』ということです。

停止レートを決めるときも、過去につけた高値・安値の水準をチェックし、状況に応じて停止レートを変更する場合もあります。

ガチンコバトルでは、各プレーヤーの運用状況や運用を停止するタイミングなどを随時 （公式）ツイッターでお知らせしていますので、これから運用を始めようと考えている方は、ぜひフォローしておいてください。