トラッキングトレードを停止するときの判断

新型コロナウイルスの変異株が発見されたという報道から1週間。
関連情報が報じられるたびに、為替市場だけでなく株式市場や債券市場、商品市場（原油や金など）も乱高下を繰り返す展開が続いています。

トラッキングトレードにおいては、相場が大きく上下に動けば、短期間でポジションの保有と決済が繰り返され、利益を積み上げていくチャンスとなります。
ただ、永遠にその状況が続くわけではなく、順調に利益を積み上げていく中でも、運用を停止するタイミングを考えておく必要があります。

今回は停止の判断基準についてファンダメンタリストさんを例に紹介します。

いつ停止すればよい？

停止するときの判断としては、どのようなものがあるのでしょうか？
ここでは、大きく分けて２つの判断基準を紹介します。

●損切りが近い場合

トラッキングトレードで損切りが発生するときというのは、運用開始時に設定した『想定変動幅』まで相場が動いたときです。
損切りの水準が近づいていたり既に執行されていたりする場合は、運用開始時点停止を検討するタイミングです。

●相場の流れが変わったかも？と思った場合

当初に想定した相場環境が大きく変化した場合、このまま同じ設定で稼働を継続してよいか判断が必要です。
トラッキングトレードでは、大きな流れ（トレンド）を確認して、買いからスタートするか売りからスタートするかを決めますが、この流れが変わってしまうような変化があった場合は停止を検討するタイミングとなります。

ガチンコバトルプレーヤーも停止のタイミングは重要視！

ドル円買い設定で運用を継続しているファンダメンタリストさんを例にとって、どのように停止レートを決めているのか、具体的に見てみましょう。

●過去の高値安値を参考レートにする

ファンダメンタリストさんは、その国の経済状況（経済指標や、金利などの指標）をもとに今後の動きを予想していますが、チャートももちろん見ています。

ファンダメンタリストさんの場合、過去の高値と安値を参考に停止レートを決めています。
運用を開始した当初、ドル円は上昇トレンドが続いていたので、買い設定で運用を始めました。

停止の判断をするときに迷ったら、運用する期間から過去の安値や高値を参考に、直近の値動きも見ながら、停止するかを決めるといいかもしれません。

ガチンコバトルでは、各プレーヤーの運用状況や運用を停止するタイミングなどを随時 （公式）ツイッター でお知らせしていますので、ぜひフォローのほどお願いします。

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