昨日(3月23日)のドル円相場
昨日(3月23日)のドル円は、2日続落。
米経済指標が良好な結果となったことを受けて131.66円まで上昇したものの、ダウ平均の下落を背景にリスク回避のドル売り円買いが優勢となり、130.31円まで下落しました。
東京市場は下落。
早朝にイエレン財務長官が議会証言にて、「預金保険の適用範囲について、大幅な拡大は検討していない」と発言したことで、市場は破綻銀行の預金の全額保護を否定したと受けとめ、金融システム不安からなるリスク回避のドル売り円買いが再燃し、130.41円まで下落しました。
欧州市場は上昇。
時間外の米10年債利回りの上昇を背景にドル買い円売りが優勢となり、131.43円まで上昇しました。
NY市場は、上昇後に下落。
米新規失業保険申請件数(予想19.7万件 結果19.1万件)の良好な結果を受け、ドル買い円売りが優勢となり、日通し高値となる131.66円まで上昇しました。ただ、堅調に推移していたダウ平均が下げに転じると、一転リスク回避のドル売り円買いが優勢となる中、米2月新築住宅販売件数(予想65万件 結果64万件)が予想を下回る結果となったことが伝わると、米10年債利回りの低下とともにドル売り円買いが加速。130.31円まで下落しました。その後、前日に「預金保険の適用範囲について、大幅な拡大は検討していない」との考えを示していたイエレン米財務長官が「正当化される場合、預金保護のために追加措置を講じる用意がある」と発言したことを受け、130.93円まで値を戻したものの、引けにかけて上値の重い展開が続きました。
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本日(3月24日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線は下向きで、下落を示唆しています。
日足ボリンジャ―バンドでは、中心線が下向きとなっており、下落を示しています。
週足ボリンジャーバンドは中心線が下向きで、下落を示唆しています。
月足ボリンジャーバンドは中心線が上向きですが、-2σが収斂しており、上昇に一服感がでています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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