プライスアクション

プライスアクションとは

プライスアクションとは、ローソク足を使ってチャート上に反映された投資家心理を読み解き、相場状況を分析して売買に活用していく取引手法です。
例えば、チャート上の高値や安値は、これ以上の値段では買いたくない、そんな安値では売らないという買い手や売り手の判断が分かれた価格水準です。
今まさに値動きがその様な水準に差し掛かった時、いったい価格はどの様な値動きを見せるのでしょうか。

プライスアクションは、値動きに変化の起きやすい価格水準でよく発生するローソク足や相場の勢いが加速するポイントを見つける足掛かりとなります。
例えば転換時によく表れるプライスアクションを知っていれば、値動きに注目して転換の予兆を読み取れる可能性が高まります。
プライスアクション単体での売買判断は相当の技量が必要となりますが、相場状況を把握するための補足ツールとしては大変有効な手法です。
他のテクニカル指標と組み合わせれば、チャート分析をより深めることができるため、プライスアクションの知識は大変有利となるでしょう。

ローソク足に刻まれた価格決定の重み

プライスアクションを学ぶには、値動きの基本法則を知っておく必要があります。
値動きを分析するツールとしてローソク足の右に出るものはないでしょう。
ローソク足は始値・高値・安値・終値の4本値で描かれますが、元来一日の値動き表す日足(ひあし)での分析が基本です。
FX取引の行われる外国為替市場などは買い手と売り手とが自由に取引を行った結果で価格が決定されます。
取引が成立した瞬間は、売り手と買い手の双方が合意しており、取引された価格も双方納得の水準であるはずです。
しかし、一日の取引をローソク足として描いてみると、ヒゲの先端には一日の最高値で買ってしまった投資家がおり、反対に最安値で売らされた投資家もいて、改めて両者の存在が浮き彫りになってきます。
連続したローソク足で描かれたチャートには、その様な投資家の焦燥や絶望、反対に利益が出ている投資家の優越感や油断などが記録されています。
プライスアクションはそうした投資家心理を一本のローソク足から読み解き、値動きの加速や停滞、変化の起きやすい水準の発見に役立ちます。

ローソク足の基本法則

  • サポートエリア(支持帯)となる価格水準では、下落していた値動きが止まったり反発したりして、値下がりを下支えするような値動きとなりやすい。
    過去の安値や上昇のトレンドライン、価格の下で推移する移動平均線などがサポートエリアを形成することが多い。
  • レジスタンスエリア(抵抗帯)となる価格水準では、上昇していた値動きが止まったり反落したりして、値上がりを押しとどめるような値動きとなりやすい。
    過去の高値や下降するトレンドライン、価格よりも上で推移する移動平均線などがレジスタンスエリアを形成することが多い。
  • サポートエリアを下抜けた価格は、今度はサポートエリアだった価格水準を上抜くのに抵抗を受ける。
    サポートエリアは下方向にブレイクされるとレジスタンスエリアに変わる。
  • レジスタンスエリアは上抜かれるとサポートエリアに変わる。
  • 何度もブレイクが試されて失敗するサポート/レジスタンスエリアは、価格に対する抵抗が強固になっていく。

プライスアクション

サポート/レジスタンスエリアを知らせてくれるプライスアクション

トレンドの発生、継続を確認するプライスアクション

一時的な値動きの停滞を示すプライスアクション

価格トレンドの反転時に現れるプライスアクション

プライスアクションの注意点と使い方

プライスアクションはいつも定義された通りに値動きを予言するわけではありません。
意味のあるサインとしてのプライスアクションを見つけるには、値動きの発生する位置が重要です。
まずは相場の全体像から直近の値動きがどの様な位置にあるか、値動きに変化の起きやすい水準で相場の加速、停滞、転換を表すプライスアクションが見られた場合は要注意となるでしょう。

プライスアクションの解説動画

【プライスアクションとは?】
プライスアクションとは何か?その基本理論を紹介します。
【ピンバー】、【スパイク】、【リバーサル】
3つのプライスアクションを紹介します。
サポート/レジスタンスエリアを知らせてくれるプライスアクション
ピンバー
スパイク
価格トレンドの反転時に現れるプライスアクション
リバーサル
【ランウェイアップ】、【スラストアップ】
2種類のプライスアクションを紹介します。
トレンドの発生、継続を確認するプライスアクション
ランウェイアップ/ランウェイダウン
スラストアップ/スラストダウン
【インサイド】、【アウトサイド】
2種類のプライスアクションを紹介します。
一時的な値動きの停滞を示すプライスアクション
インサイド
アウトサイド
【フェイクセットアップ】、【フォールスブレイクアウト】
2種類のプライスアクションを紹介します。
価格トレンドの反転時に現れるプライスアクション
フェイクセットアップ
フォールスブレイクアウト

プライスアクション本紹介

近著
「FXチャートの読み方 欧米投資家が好んで使うプライスアクションの教科書」

FXの利益はすべて値動きから生まれます。
「プライスアクション」とは、日本語で「値動き」そのもの。
それは、ローソク足が発するメッセージを読み取るための技法です。
必勝の売買ポイント「秘伝の18シグナル」を初収録。
発行/クロスメディアパブリッシング
1,490円(税込)

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監修者・陳満咲杜(ちん まさと) 氏プロフィール

中国・上海生まれ。1992年に来日、日本国内の大学在学中より株式投資を開始。
卒業後は中国情報専門紙の株式担当記者を経て黎明期(1998年)のFX業界へ。
香港や米国の金融機関でトレーダーやアナリストとして活躍後、
現在は独立してFXスクールジャパン株式会社CEOを務める。
セミナー・講演のほか、テレビやラジオでのメディア出演も多数。
日本テクニカルアナリスト協会鑑定アナリスト(CFTe)。

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