昨日(8月13日)のドル円相場
昨日(8月13日)のドル円は、2日続落。
米早期利下げへの思惑から、ドル売り円買いが優勢となり、147.09円まで下落しました。
東京市場は、上値が重い。
序盤に147.71円まで下落したものの、日経平均が連日で史上最高値を更新し大幅高となったことを受け、リスク選好のドル買い円売りが優勢となり、148.17円まで上昇しました。ただ、前日(8月12日)にベッセント米財務長官が「9月での大幅利下げの可能性」を示唆したこともあって、米9月利下げ観測の強まりを受け、147.90円まで下落しました。
欧州市場は下落。
米金利先安観が強まるなか、時間外の米10年債利回の低下を受けてドル売り円買いが優勢となり、147.18円まで下落しました。
NY市場は、下値が堅い。
ベッセント米財務長官の「米金利は今より1.50-1.75%低い水準にあるべき」、「9月の0.50%利下げの可能性は高い」との発言や、植田日銀総裁との会談で、「日本はインフレ問題を抑える必要がある」と発言したことを受け、日銀に利上げを促進したのではないかといった思惑からドル売り円買いが加速し、147.09円まで下落しました。
引けにかけては軟調推移だった米10年債利回りが下げ幅を縮めたことで、147.51円まで値を戻す展開となりました。
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本日(8月14日)のドル円予想
4時間足のボリンジャーバンドは、中心線が下向きとなっており、下落を示唆しています。
日足のボリンジャーバンドは中心線が穏やかな下向きに転じており、下落を示唆しています。なお、週足のボリンジャーバンドは中心線が穏やかな下向きですが、バンド幅が収斂しており、もみ合いを示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
4時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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