今週は週間損益ランキングおよび口座資産ランキング1位のチャーティスト先生を取り上げ、どのように相場を分析し、どのような考えでトラッキングトレードを運用しているのかを掘り下げていきたいと思います。
チャーティスト先生がトラッキングトレードを設定する際に重視するのは「
テクニカル分析」で、日足と週足のチャートを「
ボリンジャーバンド」と「
一目均衡表」、「トレンドライン(サポートライン・レジスタンスライン)を使い、現在のトレンドを把握してトラッキングトレードの運用をしています。一連の流れを確認してみましょう。
①2019年12月2日ユーロ円買い設定で運用開始
日足チャート:ボリンジャーバンド「中立」/一目均衡表「
買い」
週足チャート:ボリンジャーバンド「中立」/一目均衡表「
売り」
週足ベースでは「
売り」が優勢ですが、日足ベースでは「
買い」が優勢なので、短期的には上昇する可能性が高いと考え、
買い設定で運用を開始しました。
②2019年12月13日ユーロ円売り設定追加で両建て開始
日足チャート:ボリンジャーバンド「
買い」/一目均衡表「
買い」
週足チャート:ボリンジャーバンド「中立」/一目均衡表「中立」
日足ベースでは
買いが優勢ですが、123.50円~124円に上値抵抗線が複数存在していることから124円を上抜けることはないと判断し、
売り設定を追加し、両建ての運用を開始しました。
③2019年12月30日に両建て設定の運用停止
年末年始は流動性が極端に低下することで、急激に動くリスクがあるため、停止の目安としていたレートには達していませんがあえて
買い設定と
売り設定を両方停止し、停止後は
買い8ポジション
売り8ポジションを保有したままにしました。
④2020年1月7日にユーロ円で両建て開始
日足チャート:ボリンジャーバンド「
買い」/一目均衡表「
買い」
週足チャート:ボリンジャーバンド「
買い」/一目均衡表「
売り」
日足ベースでは
買いが優勢ですが、週足ベースでは中立となっており、週足一目均衡表の遅行線がローソク足と絡まっているため、しばらくはもみ合いが続くと考え両建て運用を再開しました。
⑤2020年2月13日にユーロ円の買い設定を停止
日足チャート:ボリンジャーバンド「
売り」/一目均衡表「
売り」
週足チャート:ボリンジャーバンド「中立」/一目均衡表「中立」
日足ベースでは
売りが優勢となり、停止の目安119.50円を下回ったため、
買い30ポジションを保有した状態で設定を停止しています。