トラッキングトレード

トラッキングトレードとは

■トラッキングトレードの基本戦略「リピート型自動売買手法」ってどんなトレード?
トラッキングトレードが自動的に売買する注文は、リピート型自動売買手法という戦略に基づいて利益を狙います。
では、そもそもリピート型自動売買手法とはどの様な取引手法なのか、まずはそこから確認していきましょう。

リピート型自動売買の注文手法とは?

リピート型自動売買の注文手法とは、あらかじめ買う値段と売る値段を決めておき、買い注文の指定価格になったら買い、売り注文の指定価格になったら売るという売買注文を仕掛けておきます。

FX取引で利益を上げるには、安く買って高く売る取引を成立させる必要がありますので、売り注文の指定価格は買い注文よりも高い価格を指定します。

値動きが注文した指定値段に届くと、自動で買い注文が執行されて買いポジションを保有します。
その後、売り注文の指定値段に届いた時点で、自動で買いポジションが決済され、利益が確定されるというわけです。

売り買いそれぞれの注文を仕掛けた値段の近辺を値動きが何度も横切って推移する様なケースでは、繰り返し同じ値段で注文し続けることで何度でも利益を得ることができます。
「リピート型自動売買」という名前は、繰り返し同じ注文を出して何度も利益を狙うところからきています。

一般的なトレードとリピート型自動売買手法との違い

リピート型自動売買の注文手法が注文の仕掛け方や利益の狙い方などの面で、いわゆる一般的な裁量トレードとは違った戦略を取っていることがお分かり頂けたと思います。
もう少し一般的なトレードとの違いを見ていきながら、リピート型自動売買の注文手法について理解を深めていきましょう。

・熟練のトレードテクニックは不要

一般的によく行われるオーソドックスなFX取引は、値動きを見ながら将来の値動きを予想してポジションを保有し、できるだけ利益を伸ばすことを狙って決済のタイミングを計ります。
売買チャンスを逃さない様に発注するタイミングも大変重要となるため、相場分析や発注テクニックが結果を大きく左右します。

しかし、相場状況を正確に把握して値動きの強さや方向性を判断するのは実際に大変難しく、FX経験が豊富な熟練のトレーダーでも迷いが生じたり読み誤ったりすることがあると言います。
取引中に発生する損益がメンタル面に与える影響も無視することはできず、場数を踏んだ熟練トレーダーとFX初心者とでは取引結果にも大きく差が出ることが多いと言えるでしょう。

一方で、リピート型自動売買の注文手法はトレード戦略が根本的に異なります。
リピート型自動売買注文では、決められた値段にあらかじめ注文を仕掛けておきますので、値段の方が注文価格までやって来るのをひたすら待つスタイルです。
常に同じ値段に同じ注文を仕掛ける機械的な取引のため、メンタル面での負担もありません。

・トレードの利益の狙い方

一般的な裁量トレードと違って、リピート型自動売買注文では一度に大きな利益を狙うことはしません。
それは、いかなる相場状況でも利益を確保できる様に、ポジションの保有から決済までの距離を近くして約定確率を高めるためです。
ポジションに利益が出たら、無くならないうちにすぐ確定させてしまおうというわけです。

一般的なトレードでは、ポジションを保有したらできるだけ利益を伸ばすために長く保有しますが、ポジションを保有している間は当然損益の増減に対峙しなければならず、売買タイミングを逃さない様に相場の値動きを監視することも必要となってきます。

リピート型自動売買注文は一回分の利益は小さくなりますが、ポジションを保有する時間も値幅も小さく、値動きに合わせて勝手に注文が約定しますので、トレードを管理する負担は格段に小さいと言えるでしょう。

例えば、宝くじの様に一攫千金を狙うものに対して、お財布に残っている100円玉をコツコツと貯めていく作業は、無理や無駄がなく続けやすいのではないでしょうか。始めたばかりは利益が少なくても、気が付くと結構利益が積みあがっていたりすると嬉しいものです。

・期待する値動き

裁量トレードでは、値動きの点と点を結び、値上がり幅や値下がり幅をできるだけ大きく獲得して利益を狙います。
一方でリピート型自動売買注文は値動きが発生しそうな価格のエリアを予想します。
一度のトレードで大きな利益を狙うのではなく、何度も利益を確定できそうな回数を多く狙える位置へ注文を仕掛けます。
常に値動きを見ながら目標化価格をピンポイントに予想しなければいけないのに比べると、相場の大きな流れをイメージして値動きが通過しそうな価格エリアを予想するのは難しくなさそうです。

・相場の日常を取引チャンスに

裁量トレードで失敗する原因の一つは、無駄なトレードで損失を出してしまうことです。
それを避けるためには無駄トレードをしないことに尽きるのですが、取引チャンスを待ち続けるのも意外と難しいものです。

例えば、大きなトレンドに乗って値幅を狙うトレンドフォローの手法は、当然価格トレンドが発生していなければ使えません。
高値・安値のブレイクを狙うレンジブレイクの戦略も、値動きがブレイクしそうな位置で推移してもらわないと取引のチャンスはありません。

一方でリピート型自動売買注文は、一回の取引で得られる利益は小さいものの、できるだけ利益確定の回数を増やすことが狙いの取引手法です。
約定回数を増やすためには、値動きはできるだけ一定の価格帯で動いてくれた方が好都合なのですが、為替相場は7割から8割が横ばいで動くレンジ相場と言われており、まさにレンジ相場を望むリピート型自動売買手法にとって最適の相場環境と言ってよいでしょう。

また、横ばいが続く状況では買いでエントリーしても売りでエントリーしても、大きく予想に反して損失が膨らむ可能性が低く、細かく利益確定を行うリピート型自動売買注文の場合、売り買いどちらでも利益を狙うことができます。注文時に売り買いどちらにするか悩まなくていい取引なんて、FX初心者にとってはなんともありがたいではないでしょうか。

まだ他にもあるリピート型自動売買手法のメリット

ダイナミックに相場を予想する裁量トレードと違って、細かい利益を回数を重ねることで積み上げようというのがリピート型自動売買注文の狙いです。
他にも手法としてメリットがありますので整理してみましょう。

・発注ルールがシンプルなのでわかりやすい。

あらかじめ指定した値幅注文を繰り返すだけなので、難しい売買ロジックや複雑な条件設定は要りません。
注文する値段も自分で設定するので、どの様な取引をしているかもわかりやすいのが特徴です。

・難しいテクニカル指標を知らなくてもいい

リピート型自動売買注文をするためには、値動きの大まかな流れをつかむことができればいいので、テクニカル指標をいくつも組み合わせて高度な分析を行う必要はありません。
FX初心者にも始めやすく、注文設定ができれば知識や経験が豊富な熟練トレーダーと同じ取引ができるのもリピート型自動売買手法のメリットと言えるでしょう。

・仕掛けておいて値動きを待つ戦略なので、パソコンに張り付かなくていい。

短期売買を行うトレーダーは、チャンスを逃さない様に常時パソコンから目が離せないという話をよく聞きます。
リピート型自動売買の手法は、値動きが買う値段と売る値段に届くたびに繰り返し注文する戦略ですので、注文を仕掛けてしまえば後はパソコンから離れてしまっても結構です。FX取引を始めても生活スタイルを変える必要はないでしょう。

・通貨ペアによって売買戦略に違いがない

リピート型自動売買の注文手法は、仕掛けて値動きを待つだけのシンプルな売買ルールですので、通貨ペアによっては効果がないということがありません。

・心理面での負担が少ない

ルールに従って機械的にトレードできるため、迷いがなく心理面での負担が少ない。
取引結果によって迷いが生じたりすることもなく、一定ルールの取引を継続できる。

リピート型自動売買手法のデメリット

従来の裁量トレードとは全く違ったアプローチで利益の積み上げを狙うリピート型自動売買手法。
FX取引が初めてのFX初心者でも簡単に利益を上げられそうなシンプルな手法ですが、実際にトレードで利用するのは、そう簡単ではありません。

既にここまでの説明を読まれてお気付きの方もいると思いますが、リピート型自動売買注文は注文をいくらに設定するかが最大の難関です。
取り引きしようとせっかく注文を仕掛けても、値動きが遠ざかってしまうと取引は発生しません。
もちろん、トレードが発生しなければ損失を出すリスクもありませんが、注文を設定する価格や狙う利益の値幅の設定が、リピート型自動売買手法を使ってみようと思うFX初心者にとっては高いハードルとなってしまいます。

そこで、リピート型自動売買注文「トラッキングトレード」が登場したのです。

リピート型自動売買注文の進化形「トラッキングトレード」

●進化したリピート型自動売買注文『トラッキングトレード』とは?
トラッキングトレードは、リピート型自動売買の注文手法を基本戦略とした自動発注機能です。
リピート型自動売買注文とは、これから値動きが発生しそうな価格帯へ「△△円で買って、(例えば10銭値上がりした)××円で売る」という売り買いワンセットの注文を仕掛け、値動きによってこまめに利益を積み上げようという戦略の取引手法です。

この従来のリピート型自動売買注文は、注文をいくらに仕掛けるか価格の設定が成功のポイントであり難点でもありました。
注文する値段を間違えてしまうと、せっかく注文を仕掛けても取引が発生せず、利益を狙える売買チャンスをすべて無駄にしてしまうことになるのです。

そこでトラッキングトレードは、取引の発生を待ち続ける戦略を改善し、取引チャンスを最大限に活用できるリピート型自動売買注文として考案されました。
注文を仕掛けて待つのではなく、今まさに値動きが発生している価格範囲にリピート型自動売買注文を連続して仕掛け、値段がどちらへ動いても連鎖的にリピート型自動売買注文を発注できる仕組みを作り出したのです。

値動きは絶えず上下動を続け、時に大きく変動することもあれば揺らぎのような小動きで波動を止めることはありません。
トラッキングトレードは、値段が動くことで安く買い高く売る取引を生み出すリピート型自動売買の基本戦略を守りながら、値動きの発生する範囲へ複数のリピート型自動売買注文を配置することで取引チャンスの最大化を図ります。
まさにトラッキングトレードは、値動き全体を取引チャンスに変える進化したリピート型自動売買注文と言えるでしょう。

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