ドル円週次レポート
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ドル円日次レポート
昨日(4月2日)のドル円相場は、107円台で底堅く推移したのち、108.10円まで急伸しました。
東京市場のドル円は107.15円で寄り付き後、僅かに下落するも107円を割り切ることはできずにいると、じり高の展開となって107.56円まで上値を拡大しました。
その後は、NY市場に入るまで107円前半で方向感なく推移しています。
NY市場に入ると、21時30分に発表された米新規失業保険申請件数が過去最多となる664.8万件まで増加したことを受け、米国の雇用情勢に対する不安から昨日の安値となる107.01円まで下落しました。
しかし、107円を下抜けることはできず、徐々にドルが買い戻されると、トランプ米大統領が「サウジアラビアとロシアが産油量で最大1500万バレル削減すると予想している」と発言したことで原油先物価格が急騰、中東のオイルマネーが還流するリスクが後退したことでドル円は108.10円まで急伸しました。
テクニカル(ドル円一時間足チャート)でみると、朝方からMACDがシグナルを抜けて買い転換しており、NY市場参入後の下落ではシグナルを下抜けずに反発しており、その後のドル上昇を示唆しています。
本日は21時半の米雇用統計や23時のISM非製造業景況指数の発表に注目が集まります。
また、週末を前に米国での感染規模が拡大していることで、ドル買いポジションを持つことはリスクがあり、週を越えることによるポジション調整の動きには注意してください。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
ボリンジャーバンド、
RSI、
MACDを表示しています。