2017/6/16のドル円相場の考察

「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略

最新のウィークリーレポートはこちら(2017/6/12)(PDF)

デイリーレポート

先週末のドル/円相場は、東京時間から欧州時間にかけてはドルじり高の動きとなりました。 前日の大幅上昇の勢いを受けて底堅く推移し、黒田日銀総裁が政策会合後に金融緩和の「具体的な出口を示すことは難しい」と述べたことで、日本の量的質的緩和の出口は遠いとの見方が円売りに繋がり、一時111円41銭まで上昇しました。 ただし、MACDは東京昼には売り転換しており、また欧州時間にかけて価格は切り上がったものの、RSIは下がってきておりダイバージェンスを示し、ドルの反転の可能性を示唆していました。 NY時間に入ると、5月の米住宅着工件数が109.2万戸と市場予想を大きく下回り、昨年9月以来の低水準となり、同時に発表された建設許可件数は116.8万戸とこちらも市場予想を大きく下回り、昨年4月以来の低水準に落ち込みました。 さらに、5月の米労働情勢指数が+2.3と市場予想を下振れ、同時に発表された6月のミシガン大消費者信頼感(速報値)も94.5と市場予想を下回り、米大統領選の昨年11月以来の低水準に低下しました。 これら一連の経済指標を受けて、ドル売り圧力が強まり、110円64銭まで押し戻されました。 木曜日のドル急騰の後でもあり、利食いのドル売りが強かったとの指摘もあります。 米景気の先行き期待や、追加利上げムードが後退している状況で、ドルの力強い上昇は期待しにくいように思われ、今週は110円台を中心とした方向感のない相場となりそうです。 ※チャートは、ドル/円の1時間足ボリンジャーバンドRSIMACDを表示しています。

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