2017/6/14のドル円相場の考察

「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略

最新のウィークリーレポートはこちら(2017/6/12)(PDF)

デイリーレポート

昨日のドル/円相場は、東京時間では米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果待ちで模様眺めムードが強く、110円台前半での極めて狭いレンジでの推移となりました。 欧州時間に入ると、ポジション調整から、ややドル買戻しが優勢となり110円30銭水準まで上昇しました。 この上昇で、ボリンジャーバンドを上抜け弱いバンドウォークが発生しました。 しかし、NY時間に入り5月の米CPIが前年比+1.9%と市場予想を下回り、昨年11月以来の低い伸びとなり、コアCPIも同+1.7%と市場予想を下回り、2年ぶりの低い伸びとなりました。 さらに、同時に発表された米小売売上高も前月比0.3%減と市場予想を下回り、昨年1月以来の大幅減少となりました。 これらの指標の悪化を嫌気してドル売り圧力が強まり、ドル/円も109円割れまで一気に下落しました。 この下落で、ボリンジャーバンドの下抜けとなり、今度は強いバンドウォークが示現したことが確認できます。 注目のFOMCでは、市場の予想通りFFレートの25bpの利上げを決定しました。 声明では、最近の低調な経済指標は一時的との見方を示し、ドットチャートでも、今年あと1回の追加利上げに踏み切る見通しが示されたことで、市場では予想よりもタカ派的とに見方となり、ドルが買い戻される展開となりました。 さらに、経済情勢がおおむね予測通りに推移すれば、年内にバランスシートの正常化に着手する予定であることが示されたことがドルの上昇を支援する要因となり、ドル/円は109円80銭台まで値を戻す動きとなりました。 しかし、NY引けにかけては、再びドルは軟化してきており、新たな好材料が出てこない限り、ドルの戻りは鈍いものとなりそうです。 ※チャートは、ドル/円の1時間足ボリンジャーバンドRSIMACDを表示しています。

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