昨日(6月23日)のドル円相場は急落。5月7日以来、1ヵ月半ぶりに106.06円安値を付けました。
東京市場のドル円は上昇。
10時過ぎにナバロ米大統領補佐官(通商担当)が「(中国との通商交渉は)終わった」との発言を背景にドル売りが強まり、106.73円まで下落。
その後トランプ米大統領が「中国との貿易合意は全く損なわれていない」とツイートしたことを受け、ドル買い優勢となり6/18以来の高値となる107.22円まで上昇しました。
海外市場のドル円は急落。
欧州市場では動意に乏しく、107.02円〜107.21円の狭いレンジで推移しました。
NY時間に入り、じりじり値を下げ、107円割れてからドル売りが加速。
ストップを巻き込みながら急落し、5月7日以来、1カ月半ぶりとなる106.06円安値を付けました。その後発表された米国5月新築住宅販売件数の数値が市場予想を大きく上回ったことでドル買い戻しが強まり、106.51円まで反発してクローズしています。
テクニカル(ドル円1時間足チャート)でみると、ボリンジャーバンドでエクスパンションが発生し、中心線が右肩下がりとなっていることから下降トレンドを示唆しています。
以上のことから本日は、106円近辺(5/6安値・5/7安値・6/23安値)〜106.60円近辺で(6/18安値・6/19安値)で軟調に推移すると考えています。
なお、下値106.06円と上値106.60円近辺をブレイクした場合は、抜けた方に相場が大きく動く可能性が高いため注視したい。