2016/4/29のドル円相場の考察

チャートは、ドル/円の日足一目均衡表RSIを表示しています。 先週のドル/円相場は、週前半は米連邦公開市場委員会(FOMC)や、日銀金融政策決定会合を控えて模様眺めムードが強く111円台での小動きが続きました。 FOMCでは市場の予想通り金融政策を現行で据え置くことを決定し、声明では世界の経済や金融の展開が見通しに与えるリスクに関する言及を削除したため、年内の追加利上げ観測が強まり、ドル買いへ反応し一時111円75銭まで上昇したものの相場の反応は限定的だったといえます。 しかし、日銀金融政策決定会合では、市場の追加緩和期待が大きかったにもかかわらず現状維持となったことから、失望のドル売りが進み、一気に3円近い下落となりました。 さらに、東京勢が休日の29日には、米3月コアPCE価格指数の低下や米4月シカゴ購買部協会景気指数が予想を下回わったこと、米4月ミシガン大学消費者信頼感指数確定値が予想外に下方修正されたことを受けて、年内の追加利上げ観測が後退し、ドル/円は1年半ぶり安値の106円29銭まで下落しました。 テクニカルで見ても、2本連続の大きな陰線によりドルの戻り基調は完全に打ち消されており、相場は再び4月前半のドル下値渡来のムードになっています。 価格が、4月前半の安値を割り込んでいるにもかかわらず、RSIがそのときの水準まで達していないためダイバージェンスが形成され、短期反転の可能性があるものの、RSIの水準自体はもう一段の下落の余地を残しており下値不安は大きいといえます。 29日に米財務省が日本など5ヵ国を為替操作の監視対象国に指定したことも、日本の為替介入は難しくなったとの見方につながり、ドル売り・円買いを後押しするとの不安もあったものの、週明けの市場では大きなドル下落には繋がっておらず、目先は節目の105円を試す動きとなるのかどうかが注目される展開となりそうです。

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