2018/10/17のドル円相場の考察

「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略

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デイリーレポート

10月17日のドル/円相場は、東京から欧州時間にかけては112円前半で方向感のない動きが続きました。111円台では押し目買い意欲が強く、下値は堅いものの、上値を買い上げる材料がない状況となりました。 NY時間序盤では、米国の9月住宅着工件数が予想を下回ったためドル売りが優勢となり112円02銭の安値を付けました。この下落でボリンジャーバンドを下抜けましたが、バンドの拡大は伴わず一過性の動きで、すぐに反発に転じました。 NY時間終盤に発表された9月分の米連邦公開市場委員会（FOMC）の議事要旨では、数人のメンバーが中立金利を上回るまで利上げを続けるのに前向きだったことが明らかになったことから、米長期金利が上昇し、ドルも112円68銭まで上昇しました。この上昇では、ボリンジャーバンドの上抜けとバンドウォークの形成が確認できます。また、米財務省が為替報告を公表し、中国の為替操作国認定は見送ったこともリスク警戒感を後退させ、ドルを下支えしたとの指摘もあります。 ※チャートはドル円の1時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示してます。