「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
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デイリーレポート
先週末(6月22日)のドル/円相場は、110円を挟んで方向感のない動きが続きました。
東京時間では、特に材料が少なく東京15時までの変動幅は、わずか23銭にとどまりました。
欧州時間に入ると、ドルの買い戻しが優勢となり一時110円22銭の高値を付ける局面もありましたが、その後のフォローもなく動きにくい展開が続きました。
NY序盤に6月の米国の製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値が市場予想以上に落ち込んだことを受け、109円80銭まで押したものの、下値も堅くその後は109円後半で推移し、109円95銭水準で週を越えています。
テクニカルで見ると、
ボリンジャーバンドがNY時間以降横ばいに推移しており、また
MACDもシグナルと同じ水準での交錯となっていることから、週末のNY時間には方向性が失われていたことがわかります。
米国経済の堅調さや日米の金融政策の方向性の差などを背景にドルの先高観は強いものの、通商問題が依然として懸念材料となっており、本日も110円を中心としたレンジ相場で次の方向性を探る動きが予想されます。
テクニカル的には、先週は110円20銭水準にある200日移動平均を上下しており、この水準が上下どちらの抵抗となってくるのかが注目されます。
※チャートは、ドル/円の
1時間足、
ボリンジャーバンド、
RSI、
MACDを表示しています。