2018/4/2のドル円相場の考察

「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略

最新のウィークリーレポートはこちら(2018/03/26)(PDF)

デイリーレポート

4月2日のドル/円相場は、東京から欧州時間にかけては106円台前半での小動きが続きました。 イースターマンデーでアジアと欧州の主要市場が休場となっていたことで様子見姿勢が強まっていたといえます。 東京時間では、上方ボリンジャーバンドにタッチしていたものの、バンド幅の拡大は伴わず上値抵抗となっていたことが観察できます。 NY時間に入ると、取引序盤に106円45銭の高値を付けたものの、その後は反落する動きとなりました。 取引中盤に近づき発表された2月の米建設支出 (※1)が前月比0.1%増、同時に発表された3月の米ISM製造業景況指数 (※2)も59.3と、いずれも市場予想を下振れし、発表直後こそ反応薄でしたが、指標を受けて米国株が下げ幅を広げる動きとなるとドルも下落に転じ、106円を割れるとストップロス (※3)も巻き込んで105円66銭まで下落しました。 米国株安、ドル安には、中国政府がトランプ米政権による輸入制限の報復措置として、米国製品に最大25%の関税を上乗せする措置を発動し、貿易摩擦の深刻化が懸念されたことも要因となっているとの指摘もありました。 この下落では、ボリンジャーバンドの下抜けと、バンド幅の拡大が鮮明となり、強いバンドウォークが発生していることが確認できます。 米国株は大きく下げ、ダウ30種平均は一時700ドルを超える下げを記録したが、取引終盤に下げ幅を縮め458ドル安で引けたため、ドルもやや値を戻し105円90銭水準で引けています。 再び106円を割り込んできたことで、本日もドルの上値の重さが意識される展開が続きそうです。 ※1.米建設支出とは 米建設支出とは、毎月上旬に米商務省が発表する月毎の着工された、住宅、商業施設、公共施設の建設に要した建設会社の費用の総計のこと。金利や景気の循環に密接に繋がっていると考えられ、支出の数値が上がっていると景気向上と判断される。 ※2.米ISM製造業景況指数とは ISM製造業指数とは、全米供給管理協会が算出する製造業の景況感を示す指数のひとつ。300社以上の製造業にアンケート調査を実施し、0~100%で表示される。50%を上回ると景気拡大、下回ると景気後退を示し、主要指標の中でも最も早い毎月第1営業日に発表される。 ※3.ストップロスとは ストップロスとは、損失を一定に抑えることを目的とした逆指値注文のこと。ストップロスが巻き込まれると、相場の変動が大きくなる傾向がある。 ※チャートは、ドル/円の1時間足ボリンジャーバンドRSIMACDを表示しています。

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