「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
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デイリーレポート
昨日の外国為替市場は、東京朝方は北朝鮮による核実験やミサイル発射が警戒されドルが緩む局面もありましたが、徐々に警戒感が後退し、ドルも安定的に値を戻す動きとなり、東京午後には110円台を回復しました。
テクニカルで見ると、朝方の下落し
ボリンジャーバンドのした抜けを試したものの失敗に終わり、その後上昇。
また、午前11時には
MACDが買い転換しており、その後のドル上昇を示唆する形となっています。
欧州時間もドルは堅調に推移し、NY時間に入ると2月のS&Pケースシラー住宅価格が前年比+5.85%と市場予想を小幅上回り、5カ月連続で加速、また3月の米新築住宅販売件数が62.1万戸と市場予想を上回り、昨年7月以来の高水準となったことでドル買い圧力が強まり、一時111円19銭の高値まで上昇しました。
本日発表予定のトランプ政権による税制改革案に対する期待感もドル上昇の要因となったとの指摘もあります。
懸念されていた北朝鮮による25日の核実験は見送られ、フランス大統領選の世論調査ではマクロン候補が優勢となり、懸念されていたリスクが後退しています。
市場の目は、これらのリスク要因からトランプ政権による税制改革案に移っている感もあり、本日発表予定のこの税制改革案の内容が注目されます。
※チャートは、ドル/円の
1時間足、
ボリンジャーバンド、
RSI、
MACDを表示しています。