昨日(8月20日)のドル円相場
昨日(8月20日)のドル円は、2日続落。
トランプ米大統領によるFRBへの圧力が意識され、ドル売り円買いが優勢となり、146.87円まで下落しました。
東京市場は、上値が重い。
朝方に147.54円まで下落したものの、5・10日要因に伴う仲値に向けたドル買い円売りが優勢となり、147.81円まで上昇しました。ただ、日経平均株価の軟調推移を背景としたドル売り円買いから、147.41円まで下落する展開となりました。
欧州市場も上値が重い。
本邦長期金利の上昇を受け、ドル売り円買いが優勢となり、147.15円まで下落したものの、8/18安値147.08円が意識されると一転ドル買い円売りが優勢となり、147.69円まで値を戻しました。ただ、東京高値147.81円が意識されると147.37円まで下落する上値の重い値動きとなりました。
NY市場は、下値が堅い。
トランプ米大統領が米住宅ローン契約に関して不正疑惑が出ているクックFRB理事に対して「今すぐに辞任すべき」と発言したことを受け、トランプ米大統領によるFRBへの圧力が意識され、リスク回避のドル売り円買いが優勢となり、146.87円まで下落しました。ただ、FRBが公表した米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨にて「過半数のメンバーはインフレリスクが雇用リスクを上回ると認識」「大半のメンバーはFRBの政策は適切だと認識」との見解を受け、ドル買いが優勢となり、147.48円まで反発しました。
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本日(8月21日)のドル円予想
4時間足のボリンジャーバンドは中心線が上向きですが、バンド幅が収斂しており、もみ合いを示唆しています。日足のボリンジャーバンドは中心線が穏やかな上向きとなっており、上昇を示唆しています。
なお、週足のボリンジャーバンドは中心線が穏やかな下向きですが、バンド幅が収斂しており、もみ合いを示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
4時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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