昨日(7月16日)のドル円相場
昨日(7月16日)のドル円は、4日ぶりに反落。
トランプ米大統領によるFRB議長の解任報道を受け、146.91円まで急落後、トランプ米大統領が報道を否定したことで、148.41円まで値を戻す荒い値動きとなりました。
東京市場は、上値が重い。
仲値に向けた実需のドル買い円売りが先行し、軟調推移だった日経平均株価が上昇に転じたことを受け、149.18円まで上昇したものの、時間外の米10年債利回りの低下を背景としたドル売り円買いが優勢となり、148.79円まで下落しました。
欧州市場は、もみ合い。
148.62円〜148.92円と30銭幅で方向感を欠いた値動きとなりました。
NY市場は、乱高下。
「トランプ米大統領は共和党議員らとの会合でパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の解任を打診した」との一部報道が伝わると、金融政策の混乱につながるとの警戒感からドル売り円買いが優勢となり、146.91円まで急落しました。その後、トランプ米大統領が「パウエルFRB議長を解任する計画はない」「パウエル氏解任の可能性は極めて低い」と発言し、これらの報道を否定したことで一転ドル買い戻しが優勢となり、148.41円まで急伸しました。ただ、利食い売りに押され、すぐに147.49円まで反落する荒い値動きとなりました。
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本日(7月17日)のドル円予想
4時間足のボリンジャーバンドは、中心線が上向きですが、バンド幅が収斂しており、もみ合いを示唆しています。日足のボリンジャーバンドは中心線が上向きで、エクスパンションを形成しており、強い上昇を示唆しています。なお、週足のボリンジャーバンドは中心線が下向きですが、バンド幅が収斂しており、もみ合いを示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
4時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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