昨日(6月17日)のドル円相場
昨日(6月17日)のドル円は、3日続伸。
米国の軍事介入から中東情勢が一段と悪化することへの警戒感が台頭し、有事のドル買いから145.37円まで上昇しました。
東京市場は、もみ合い。
朝方に144.58円まで下落したものの、米国の中東戦争介入の可能性を警戒した有事のドル買いが優勢となり、145.11円まで上昇しました。その後、日銀が金融政策決定会合で、市場予想通りに政策金利を0.50%で据え置きを決定したことや、植田日銀総裁の定例会見を控えたポジション調整目的の売りに押され144.41円まで下落しました。
欧州市場は、もみ合い。
植田日銀総裁の意会見が概ね予想に沿った内容であったことで、144.41円〜145.02円と61銭幅で方向感を欠いた値動きとなりました。
NY市場は上昇。
米5月小売売上高(予想-0.7% 結果-0.9%)の予想を下回る弱い結果を受け、ドル売りが優勢となり、一時
144.35円まで下落したものの、トランプ米大統領が自身のSNSでイランに対して「無条件降伏」を求めたほか、「我々はしびれを切らしている」といった米国の軍事介入を思わせる投稿をしたことで中東情勢悪化懸念を背景とした有事のドル買いが優勢となり、日通し高値となる145.37円まで上昇しました。
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本日(6月18日)のドル円予想
4時間足のボリンジャーバンドは中心線が上向き、また、バンド幅がエクスパンションを形成していることから強い上昇を示唆しています。
日足のボリンジャーバンドは、中心線が横ばいから上向きに転じており、上昇を示唆しています。
週足のボリンジャーバンドは中心線が下向きですが、バンド幅が収斂しており、もみ合いを示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
4時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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