昨日(6月16日)のドル円相場
昨日(6月16日)のドル円は、2日続伸。
中東の地政学リスクへの警戒感から、流動性の高い安全資産のドル買い(有事のドル買い)が優勢となり、144.87円まで上昇しました。
東京市場は下落。
中東を巡る地政学リスクの高まりを背景とした有事のドル買いが優勢となり、144.75円まで上昇したものの、日銀金融政策決定会合を翌日に控え、ポジション調整目的の売りに押されて143.98円まで下落しました。
欧州市場は、もみ合い。
143.98円〜144.39円と41銭幅で方向感を欠いた値動きとなりました。
NY市場は上昇。
ニューヨーク連銀製造業景気指数(予想-6.0 結果-16.0)の予想を大幅に下回る弱い結果を受け、ドル売り円買いが優勢となる中、「イランはイスラエルとの戦闘緩和にオープン」との一部報道が伝わるとドル売りが加速。日通し安値となる143.66円まで下落しました。
その後、「イランはイスラエルへの大規模攻撃を準備」、「イスラエルは再びイランを攻撃」との報道を受け、有事のドル買いが再燃し、米10年債利回りの上昇とともに144.87円まで上昇しました。
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本日(6月17日)のドル円予想
4時間足のボリンジャーバンドは中心線が下向きから横ばいに転じており、また、バンド幅が収斂していることから、もみ合いを示唆しています。
日足のボリンジャーバンドも同様に、中心線は横ばい、かつ、バンド幅が収斂しており、もみ合いを示唆しています。
週足のボリンジャーバンドは中心線が下向きですが、バンド幅が収斂しており、もみ合いを示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
4時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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