先週末(6月13日)のドル円相場
先週末(6月13日)のドル円は、3日ぶりに反発。
中東情勢悪化懸念から、流動性のある安全資産のドル買いが優勢となり、144.44円まで上昇しました。
東京市場は、下落後に反発。
序盤に143.59円まで上昇したものの、「イスラエルがイラン空爆を実施し、テヘランで連続した爆発」との一部報道を受け、中東情勢緊迫化によるリスク回避のドル売り円買いが優勢となり、142.80円まで下落しました。ただ、軟調推移だった時間外の米10年債利回りが低下幅を縮小すると下げ渋り、午前に下落した反動での買い戻しの流れから143.87円まで反発しました。
欧州市場は上昇。
イスラエル・イランとの中東情勢悪化懸念の高まりを受け、有事のドル買いが優勢となり、144.44円まで上昇しました。
NY市場は下落。
一時144.48円まで上昇したものの、イランの最高指導者ハメネイ師が「戦争を始めたのはイスラエル、無傷では終わらせない」との発言を受け、イスラエルとイランの軍事衝突に対する地政学的リスクの高まりを受け、リスク回避のドル売り円買いが優勢となり、143.86円まで下落しました。
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本日(6月16日)のドル円予想
4時間足のボリンジャーバンドは中心線が下向きとなっており、下落を示唆しています。
また、日足および週足のボリンジャーバンドは中心線が下向きですが、バンド幅が収斂しており、もみ合いを示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
4時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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