昨日(6月12日)のドル円相場
昨日(6月12日)のドル円は、2日続落。
米関税政策への警戒感や、中東での地政学リスクの高まりを受け、リスク回避のドル売り円が優勢となり、143.19円まで下落しました。
東京市場は下落。
序盤に144.54円まで上昇したものの、トランプ米大統領が「2週間以内に一方的に関税率を設定する」と発言したことを受け、米関税政策への警戒感からリスク回避のドル売り円買いが優勢となり、143.64円まで下落しました。
欧州市場は続落。
「イスラエルは近日中の対イラン軍事行動を検討」との一部報道を受け、中東での地政学リスクの高まりからリスク回避のドル売り円買いが優勢となり、143.41円まで下落しました。
NY市場は、下落後に小反発。
米5月卸売物価指数(予想0.3% 結果0.1%)や前週分の米新規失業保険申請件数(予想24.2万件 結果24.8万件)が市場予想を下回る弱い結果だったことを受け、日通し安値となる143.19円まで下落しました。
その後、ダウ平均の上昇を背景としたドル買いから143.90円まで値を戻したものの、米関税政策への警戒感から買いも続かず、143.48円まで下落する展開となりました。
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本日(6月13日)のドル円予想
4時間足のボリンジャーバンドは中心線が下向きで、バンドの幅がエクスパンションを形成しており、強い下落を示唆しています。また、日足および週足のボリンジャーバンドは中心線が下向きですが、バンド幅が収斂しており、もみ合いを示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
4時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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