昨日(6月11日)のドル円相場
昨日(6月11日)のドル円は、下落。
予想を下回る米経済指標の結果を受けてドル売りが優勢となり、144.33円まで下落しました。
東京市場は、もみ合い。
米中貿易協議の過程で、中国代表団が「ジュネーブ合意巡り米国とコンセンサスに至った」という見解を示したことを受け、協議の進展期待からドル買い円売りが優勢となり、145.16円まで上昇しました。その後、「米連邦高裁は、トランプ関税差し止め命令の効力停止延長を認めた。」との一部報道が伝わると、リスク回避のドル売り円買いが優勢となり、144.66円まで下落しました。
欧州市場は、もみ合い。
144.92円〜145.24円と32銭幅で方向感を欠いた値動きとなりました。
NY市場は上昇後に下落。
トランプ米大統領がSNSで「習近平中国国家主席と私が最終承認すれば中国との合意は完了」「中国からレアアース(希土類)が前倒しで供給される」と投稿したことで、米中貿易摩擦の緩和期待からドル買い円売りが先行し、145.46円まで上昇しました。
ただ、米5月消費者物価指数(CPI)が前月比0.1%(予想0.2%)、コア指数が前月比0.1%(予想0.3%)、前年比2.8%(予想2.9%)と予想よりも弱い内容だったことで一転ドル売りが優勢となり144.33円まで急落しました。その後、一時145円台まで反発したものの、上値は重く、再度144.33円まで下落する展開となりました。
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本日(6月12日)のドル円予想
4時間足のボリンジャーバンドは中心線が下向きとなっており、またバンドの幅がエクスパンションを形成し始めており、下落を示唆しています。
日足および週足のボリンジャーバンドは中心線が下向きですが、バンド幅が収斂しており、もみ合いを示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
4時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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