先週末(5月16日)のドル円相場
先週末(5月16日)のドル円は、4日続落。
米関税措置を巡る日米交渉を来週に控えたリスク回避のドル売り円買いが優勢となり、144.93円まで下落しました。
東京市場は、下値が堅い。
序盤に145.68円まで上昇したものの、時間外の米10年債利回りの低下を受け、ドル売り円買いが優勢となり、144.97円まで下落しました。ただ、145円割れでは押し目買い意欲も旺盛で、ドル買い戻しの流れから145.46円まで値を戻す展開となりました。
欧州市場は上昇。
米関税措置を巡る日米交渉を来週に控えたリスク回避のドル売り円買いが優勢となり、144.93円まで下落したものの、欧州株相場の上昇を背景としたリスク選好のドル買い円売りが優勢となり、145.67円まで値を戻す展開となりました。
NY市場は、上昇後に反落。
米5月ミシガン大学消費者態度指数の弱い結果を受け、145.41円まで下落したものの、同時に発表された期待インフレ率の上昇を受け、ドル買い円売りが優勢となり、日通し高値となる146.10円まで上昇しました。ただ、米格付け会社ムーディーズが米国の信用格付けを「AAA」から「AA1」に引き下げたことが伝わると、リスク回避のドル売り円買いが優勢となり、145.38まで反落しました。
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本日(5月19日)のドル円予想
4時間足のボリンジャーバンドは中心線が下向きとなっており、下落を示唆しています。
日足のボリンジャーバンドは、中心線が上向きで上昇を示唆しています。
また、週足のボリンジャーバンドは中心線が下向きで、下落を示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
4時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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