昨日(5月7日)のドル円相場
昨日(5月7日)のドル円は、4日ぶりに反発。
FOMCでは政策金利を3会合連続で据え置きを決定し、その後の定例会見で、パウエルFRB議長の利下げに慎重な姿勢が伝わると143.99円まで上昇しました。
東京市場は上昇。
朝方に142.32円まで下落したものの、「ベッセント米財務長官とグリア米通商代表部(USTR)代表が今週、中国当局者とスイスで会談する予定」との一部報道を受け、米中貿易摩擦への警戒感が後退し、143.32円まで上昇しました。
欧州市場は、小幅に上昇。
序盤に142.83円まで下落したものの、時間外のダウ先物の上昇を背景としたドル買いが優勢となり、143.45円まで上昇しました。
NY市場は続伸。
米連邦準備理事会(FRB)は、市場予想通り政策金利を3会合連続で据え置きを決定。声明では「経済の見通しを巡る不確実性はさらに増した」、「失業率とインフレ率の上昇リスクが高まった」と指摘し、米経済悪化懸念からリスク回避のドル売りが優勢となり、142.91円まで下落しました。ただ、その後の定例会見で、パウエルFRB議長による「経済は依然として堅調」、「金利調整を急ぐ必要がない」との見解が伝わるとドル買い戻しの流れが優勢となり、日通し高値となる143.99円まで上昇しました。
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本日(5月8日)のドル円予想
4時間足および日足ともに、ボリンジャーバンドは中心線が下向きですが、バンド幅が収斂しており、もみ合いを示唆しています。
また、週足のボリンジャーバンドは中心線が下向きで、下落を示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
4時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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