先週末(4月25日)のドル円相場
先週末(4月25日)のドル円は、上昇。
米中貿易摩擦への緩和期待からドル買い円売りが優勢となり、144.02円まで上昇しました。
東京市場は急伸。
早朝に142.53円まで下落したものの、日米財務相会談後に加藤財務相による「米国から為替水準や目標に関する言及は全くなかった」との発言を受け、円安けん制がなかったことが分かるとドル買い円売りが先行。その後「中国は関税から一部の米製品の適用除外を検討」との一部報道が伝わると、米中の貿易摩擦に対する懸念が後退し、143.79円まで急伸しました。
欧州市場は、もみ合い。
143.23円〜143.85円と62銭幅で方向感を欠いた値動きとなりました。
NY市場は、上値が重い。
トランプ米大統領による「中国の習近平国家主席から電話があった」との発言を受け、米中貿易摩擦への緩和期待からドル買い円売りが優勢となり、144.02円まで上昇したものの、144円台での戻り売りや週末を控えたポジション調整目的の売りに押され、143.45円まで下落する展開となりました。
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本日(4月28日)のドル円予想
4時間足および日足のボリンジャーバンドともに、中心線が上向きですが、バンド幅が収斂しており、もみ合いを示唆しています。
週足のボリンジャーバンドは中心線が下向きで、バンドの幅がエクスパンションを形成していることから強い下落を示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
4時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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