昨日(4月16日)のドル円相場
昨日(4月16日)のドル円は、大幅下落。
米金利早期利下げ観測が後退し、ダウ平均の大幅下落とともにドル売りが優勢となり、昨年9月以来の安値となる141.63円まで下落しました。
東京市場は下落。
序盤に143.28円まで上昇したものの、トランプ米大統領が加工済み重要鉱物を巡る調査を開始する大統領令に署名したとの一部報道が伝わると、新たな関税につながる可能性があるとの思惑からダウ先物や日経平均の下落とともにリスク回避のドル売り円買いが優勢となり、142.10円まで下落しました。
欧州市場は、下落後に反発。
東京市場の流れを引き継ぎ142.05円まで下落したものの、「中国はトランプ米政権が敬意を示し担当者を指名するのであれば、交渉に応じる用意がある」との一部報道が伝わると、米中貿易戦争へのリスク回避姿勢が後退し、142.96円まで値を戻しました。
NY市場は下落。
パウエルFRB議長による「米政権の関税措置による経済への影響は予想を大幅に上回る」と発言し、早期の利下げに慎重な見解が示されると、ダウ平均が970ドル超下落するとともにドル売り円買いが優勢となり、昨年9月以来の安値となる141.63円まで下落しました。その後小反発するも上値は重く、141.82円でNYをクローズしています。
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本日(4月17日)のドル円予想
4時間足のボリンジャーバンドは、中心線が下向きとなっており、下落を示唆しています。
また、日足・週足のボリンジャーバンドもともに中心線が下向きで、バンドの幅がエクスパンションを形成しており、強い下落を示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
4時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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