昨日(4月14日)のドル円相場
昨日(4月14日)のドル円は、3日続落。
トランプ米政権による一部電子機器に対する相互関税処置をめぐって、リスク回避の円買いドル売りが再燃し、142.22円まで下落しました。
東京市場は、底堅い。
トランプ米政権が相互関税の対象から、スマートフォンやノートパソコンなどを除外するとの一部報道が伝わった一方、ラトニック米商務長官による「スマートフォン等の電子機器などは今後予定している半導体関税の対象になる」との発言を受け、リスク回避の円買いドル売りが再燃し、142.25円まで下落しました。
その後は前週末安値の142.06円が意識されると下げ渋り、143.28円まで反発しました。
欧州市場は、下値が堅い。
トランプ米政権による一部電子機器に対する相互関税の警戒感からドル売り円買いが先行し、142.22円まで下落したものの、東京市場安値142.25円が意識されると下げ渋り、143.35円まで買い戻される展開となりました。
NY市場は、上昇後に反落。
トランプ米大統領は、今後導入する予定の半導体を対象にした関税措置について、「来週中にも発表するつもりだ」と発言したものの、「一定の柔軟性を示さなければならない」と一部の製品を対象から除外する可能性も示唆したことで、過度な警戒感が後退し144.08円まで上昇しました。
ただ、144円台では戻り売りに押され、米10年債利回りの低下とともに142.78円まで反落。その後反発するも上値は重く、143円を挟んだもみ合いとなりました。
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本日(4月15日)のドル円予想
4時間足のボリンジャーバンドは、中心線が下向きとなっており、下落を示唆しています。
また、日足・週足のボリンジャーバンドもともに中心線が下向きで、バンドの幅がエクスパンションを形成しており、強い下落を示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
4時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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