先週末(4月11日)のドル円相場
先週末(4月11日)のドル円は、2日続落。
米中貿易戦争が世界経済へ悪影響を及ぼすといった懸念から、リスク回避の円買いドル売りが優勢となり、昨年9月30日以来の安値となる142.06円まで下落しました。
東京市場は軟調。
米中貿易戦争が世界経済へ悪影響を及ぼすといった懸念から、日経平均株価の大幅安とともにリスク回避の円買いドル売りが優勢となり、142.88円まで下落しました。ただし、143円割れでは押し目買い意欲も旺盛で143.78円まで値を戻す展開となりました。
欧州市場は、下値が堅い。
序盤に144.14円まで上昇したものの、米中貿易戦争への警戒感は強く、昨年9月30日以来の安値となる142.06円まで下落しました。その後「赤沢経済再生相は来週17日に訪米して米国側と通商協議を行う」との一部報道を受け、リスク回避姿勢が後退し143.22円まで値を戻しました。
NY市場は上昇。
米3月卸売物価指数(PPI)が、コア指数ともに市場予想を下回る弱い結果だったことを受け、142.22円まで下落したものの、欧州市場での安値142.06円が意識されると下げ渋り、レビット米ホワイトハウス報道官による「トランプ米大統領は中国との取引に前向きな姿勢を示している」との発言や、コリンズ米ボストン連銀総裁による「米連邦準備理事会(FRB)は金融市場の安定化を支援する準備は万全だ」との発言を受け、過度なリスク回避姿勢が後退し、軟調推移だったダウ平均の大幅上昇とともにドル買いが優勢となり、144.19円まで上昇しました。ただ、週末を控えたポジション調整目的の売りに押され、143.37円まで下落しNYをクローズしています。
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本日(4月14日)のドル円予想
4時間足のボリンジャーバンドは、中心線が下向きとなっており、下落を示唆しています。
また、日足・週足のボリンジャーバンドもともに中心線が下向きで、バンドの幅がエクスパンションを形成しており、強い下落を示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
4時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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