昨日(4月9日)のドル円相場
昨日(4月9日)のドル円は、年初来安値を更新した後、急騰。
中国が米国に対して84%の報復関税を課すと表明したことで、貿易戦争激化への警戒感から143.99円まで下落、その後、トランプ米大統領が中国への関税をさらに引き上げ125%とするとした一方、米国に対して報復措置を取っていない国・地域については上乗せ分の関税引き上げを90日間一時停止すると発表したことで、貿易戦争への過度な警戒感が後退し、148.28円まで急伸しました。
東京市場は、下落。
米国の上乗せ関税発動によって世界的に貿易摩擦が激化するとの思惑から、日経平均株価が一時1,600円を超える大幅安となったことでリスク回避の円買いドル売りが優勢となり、144.58円まで下落しました。
欧州市場は続落。
中国が米国に対して84%の報復関税を課すと表明したことで、貿易戦争激化への警戒感からリスク回避の円買いドル売りが先行し、昨年10月以来の安値となる143.99円まで下落しました。
NY市場は急伸。
トランプ米大統領がSNSで「今は買いの好機だ」などと投稿したことで、米国株相場が大幅に上昇。ダウ平均は一時3,100ドルを超える上げ幅となったことに加え、トランプ米大統領が中国への関税をさらに引き上げ125%とするとした一方、米国に対して報復措置を取っていない国・地域については上乗せ分の関税引き上げを90日間一時停止すると発表したことで、貿易戦争への過度な警戒感が後退し、148.28円まで急伸しました。
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本日(4月10日)のドル円予想
4時間足のボリンジャーバンドは、中心線が横ばいから上向きに転じており、また、バンドの幅もエクスパンションを形成していることから、強い上昇を示唆しています。
日足のボリンジャーバンドは、中心線が横ばいとなっており、もみ合いを示唆しています。
また、週足ボリンジャーバンドの中心線は下向きで、下落を示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
4時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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