昨日(3月12日)のドル円相場
昨日(3月12日)のドル円は、上値が重い。
米消費者物価指数(CPI)の発表後に149.19円の日通し高値をつけたものの、トランプ米政権による関税対策が世界経済に悪影響を及ぼすとの懸念から148.11円まで下落しました。
東京市場は上昇。
朝方に147.72円まで下落したものの、軟調推移だった日経平均株価がプラス圏に反発したこと受け、リスク回避志向が後退し、148.28円まで上昇しました。
欧州市場は続伸。
欧州株相場の上昇を背景としたリスク選好のドル買い円売りが優勢となり、148.77円まで上昇しました。
NY市場は、上昇後に反落。
米2月消費者物価指数(CPI)では、CPIコア指数ともに前月比・前年同月比が市場予想を下回る弱い結果だったこと受けて148.08円まで急落しましたが、その後、急速に買い戻され149.19円まで反発しました。
ただ、米国が鉄鋼とアルミニウムに対する25%の関税を発動したことで、欧州連合(EU)が米国に対抗措置を取ると表明し、さらにトランプ米大統領は「EUの対抗関税に対抗する」と発言したことで世界的な貿易摩擦への懸念が台頭し、リスク回避のドル売り円買いが優勢となり、148.11円まで下落しました。
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本日(3月13日)のドル円予想
4時間足のボリンジャーバンドは、中心線が上向きとなっており、上昇を示唆しています。
日足のボリンジャーバンドは、中心線が下向きとなっており、下落を示唆しています。
また、週足ボリンジャーバンドの中心線は横ばいで、もみ合いを示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
4時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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