昨日(3月11日)のドル円相場
昨日(3月11日)のドル円は、上値が重い。
米雇用関連指標の強い結果を受け、148.12円まで上昇したものの、トランプ米大統領による対カナダへの関税政策が伝わると147.02円まで下落しました。
東京市場は、下値が堅い。
日経平均株価の大幅下落や時間外の米10年債利回りの低下を背景としたドル売り円買いが優勢となり、昨年10月4日以来の安値を更新し、146.54円まで下落しました。ただ、日経平均株価や時間外の米10年債利回りが上昇に転じ、下げ幅を縮小すると147.28円まで反発しました。
欧州市場は上昇。
時間外の米10年債利回りの低下を受けてドル売りが先行し、146.76円まで下落したものの、米10年債利回りが再び低下幅を縮めると147.72円まで値を戻しました。
NY市場は、方向感を欠いた値動き。
米1月雇用動態調査(JOLTS)求人件数(予想763.0万件 結果774.0万件)の市場予想を上回る結果を受け、148.12円まで上昇するも、トランプ米大統領が「カナダ産鉄鋼・アルミニウムの輸入関税を25%から50%に引き上げるよう商務長官に指示」との一部報道を受け、リスク回避のドル売り円買いが優勢となり、147.03円まで下落しました。ただ、カナダ・フォード首相による「米国向け電力価格25%上乗せを一時停止」との見解が伝わると、トランプ米大統領が「カナダへの50%関税、取り下げる可能性を検討」と発言したことで、リスク回避姿勢が後退し、147.91円まで値を戻す展開となりました。
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本日(3月12日)のドル円予想
4時間足のボリンジャーバンドは、中心線が下向きですが、バンド幅が収斂しており、もみ合いを示唆しています。
日足のボリンジャーバンドは、中心線が下向きとなっており、下落を示唆しています。
また、週足ボリンジャーバンドの中心線は横ばいで、もみ合いを示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
4時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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