先週末(3月7日)のドル円相場
先週末(3月7日)のドル円は、3日ぶりに反発。
米雇用統計の結果を受け、約5か月ぶりの安値146.95円まで下落したものの、米10年債利回りの上昇を受け、148.19円まで値を戻す展開となりました。
東京市場は下落。
序盤に148.16円まで上昇したものの、日経平均株価の大幅下落を背景としたリスク回避の円買いドル売りが優勢となり、時間外の米10年債利回りの低下とともに147.45円まで下落しました。
欧州市場は、下値が堅い。
米雇用統計への警戒感からドル売りが先行し、147.21円まで下落したものの、「日銀は今月開催する金融政策決定会合で政策の現状維持を決める公算が大きい」との一部報道を受け、147.74円まで上昇しました。
NY市場は反発。
米2月雇用統計で非農業部門雇用者数(予想16.0万人 結果15.1万人)、失業率(予想4.0% 結果4.1%)と市場予想を下回る弱い結果だったことを受け、昨年10月4日以来、約5か月ぶりの安値となる146.95円まで下落したものの、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長による「金利調整を急ぐ必要はない」との発言を受け、米金利の早期利下げ観測が後退し、147.73円まで値を戻しました。
その後、トランプ米政権の関税政策への警戒感からリスク回避のドル売り円買いが優勢となり、再度146.96円まで下落しましたが、米10年債利回りが上昇したことを受けてドル買いが優勢となり、148.19円まで持ち直しました。
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本日(3月10日)のドル円予想
4時間足のボリンジャーバンドは、中心線が下向きで、下落を示唆しています。
日足のボリンジャーバンドは、中心線が下向きとなっており、下落を示唆しています。
また、週足ボリンジャーバンドの中心線は横ばいで、もみ合いを示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
4時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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