先週末(2月7日)のドル円相場
先週末(2月7日)のドル円は、乱高下。
米雇用統計の結果を受けて一時152.42円まで急騰したものの、米株指数が大幅安となったことでリスク回避のドル売り円買いが強まり、昨年12月10日以来の安値となる150.93円まで下落しました。
東京市場は、下落後に反発。
日銀の追加利上げが意識されるなか、日経平均株価の下落を背景としたリスク回避の円買いドル売りが優勢となり、昨年12月10日以来の安値となる150.96円まで下落したものの、米雇用統計の発表を控えたポジション調整目的のドル買いや、軟調に推移していた日経平均株価の下げ幅縮小を背景とした円売りドル買いも相場を支え、151.79円まで反発しました。
欧州市場は上昇。
米雇用統計の発表を控えたポジション調整目的のドル買いが優勢となり、152.18円まで上昇しました。
NY市場は、乱高下。
米1月雇用統計で非農業部門雇用者数(予想17.0万人 結果14.3万人)の市場予想を下回る結果を受け、151.28円まで下落したものの、失業率(予想4.1% 結果4.0%)や平均時給(予想0.3% 結果0.5%)の強い結果を受け、日通し高値となる152.42円まで急反発しました。
その後、ダウ平均の下落を背景としたリスク回避のドル売り円買いが優勢となり、昨年12月10日以来、約2か月ぶりの安値となる150.93円まで下落したものの、「トランプ米大統領は早ければ金曜日にも相互関税を発動する計画」との一部報道が伝わると、米インフレ再燃への警戒感の高まり受け、ドル買いが優勢となり151.85円まで値を戻しました。
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本日(2月10日)のドル円予想
4時間足のボリンジャーバンドは、中心線が下向きですがバンド幅が収斂しており、もみ合いを示唆しています。日足のボリンジャーバンドは、中心線が下向きで下落を示唆しています。また、週足ボリンジャーバンドの中心線は上向きとなっており、上昇を示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
4時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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