昨日(2月3日)のドル円相場
昨日(2月3日)のドル円は、上値が重い。
米インフレ再燃を意識したドル買いが優勢となり、155.88円まで上昇したものの、トランプ米政権による関税政策が世界経済へ悪影響を与えるとの懸念から、154.01円まで下落する展開となりました。
東京市場は、急伸後に反落。
前週末(2月1日)、トランプ米大統領がカナダとメキシコからの輸入品に25%、中国からの輸入品に10%の追加関税を課す大統領令に署名したことを受け、週明けの早朝取引から米インフレ再燃を意識したドル買いが優勢となり、154.57円から155.88円まで急伸しました。その後日経平均株価の大幅下落を背景としたリスク回避の円買いドル売りが優勢となり、155.47円まで軟調に推移しました。
欧州市場は下落。
トランプ米政権の関税政策に伴う世界経済への影響を懸念したリスク回避のドル売り円買いが優勢となり、154.58円まで下落しました。
NY市場は反発。
トランプ米政権の関税政策が企業収益に悪影響を与えるとの懸念から、ダウ平均の大幅下落を背景としたドル売りが優勢となり、日通し安値となる154.01円まで下落しました。ただ、その後トランプ大統領が、シェインバウム・メキシコ大統領との電話会談において、「対メキシコ関税の1か月先送りを確認」との見解を表明したことを受け、リスク回避志向が後退し155.01円まで反発しました。
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本日(2月4日)のドル円予想
4時間足のボリンジャーバンドは、中心線は下向きとなっており、下落を示唆しています。
日足のボリンジャーバンドは、中心線が下向きで下落を示唆しています。
また、週足ボリンジャーバンドの中心線は上向きとなっており、上昇を示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
4時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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