先週末(1月31日)のドル円相場
先週末(1月31日)のドル円は、3日ぶりに反発。
トランプ政権の関税政策に対する警戒感からドル買いが優勢となり、155.22円まで上昇しました。
東京市場は、下値が堅い。
トランプ米大統領は、「中国とロシアを含む新興グループ「BRICS」に対し、米ドルを他の通貨で代替しないと約束する必要があり、さもなければ100%関税を課す」との見解を示すと、関税政策に伴う貿易戦争への警戒感からリスク回避のドル売り円買いが優勢となり、153.92円まで下落しました。ただ、その後の日経平均株価の上昇や、時間外の米10年債利回りの上昇を背景としたドル買い円売りから、154.87円まで反発しました。
欧州市場は、もみ合い。
154.49円〜154.93円と44銭幅で方向感を欠いた値動きとなりました。
NY市場は、下値が堅い。
トランプ政権の関税政策に対する警戒感からドル買いが優勢となり、155.02円まで上昇したものの、155円台では戻り売りが優勢となり、154.53円まで下落しました。
その後、軟調推移だった日経平均先物が上昇に転じたことで155.22円まで値を戻すも、「トランプ米大統領は2月1日の発動を警告していたカナダとメキシコに対する25%の関税措置を3月1日に延期する見通し」との一部報道を受け、154.67円まで下落しました。
ただ、レビット米ホワイトハウス報道官が「カナダとメキシコに25%、中国に10%の追加関税を2月1日から課す」と改めて表明すると再びドル買いが優勢となり、日通し高値となる155.22円まで上昇しました。
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本日(2月3日)のドル円予想
4時間足のボリンジャーバンドは、中心線は下向きとなっており、下落を示唆しています。
日足のボリンジャーバンドは、中心線が下向きで下落を示唆しています。
また、週足ボリンジャーバンドの中心線は上向きとなっており、上昇を示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
4時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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