昨日(1月14日)のドル円相場
昨日(1月14日)のドル円は、4日ぶりに反発。
米経済指標の弱い結果を受け下落したものの、就任を控えるトランプ次期米大統領の関税政策によるインフレ再燃への警戒感から158.19円まで上昇しました。
東京市場は乱高下。
10時台に氷見野日銀副総裁による「(政策判断について)タイミングの判断が難しくかつ重要」との発言を受け、1月会合での追加利上げ観測が後退し、157.07円まで急落しました。
ただ、大台の157円が意識されると一転買い戻しが優勢となり、158.02円まで急反発する展開となりました。
その後11時台にはいると日経平均株価の下落を背景としたリスク回避の円買いドル売りが優勢となり、徐々に値を下げ157.36円まで下落しました。
欧州市場上昇。
欧州勢参入後もリスク回避の流れは継続し、157.30円まで下落したものの、時間外の米10年債利回りの上昇を背景としたドル買いが優勢となり、158.03円まで上昇しました。
NY市場は、下落後に反発。
米12月卸売物価指数(予想0.3% 結果0.2%)や同コア指数(予想0.3% 結果0.0%)が市場予想を下回る弱い結果だったことを受け、米10年債利回りの低下とともにドル売り円買いが優勢となり157.35円まで下落しました。
その後、米10年債利回りが上昇に転じたことや、トランプ次期米大統領の関税政策によるインフレ再燃の思惑もあり、158.19円まで買い戻される展開となりました。引けにかけて小反落するも下値は堅く、157.95円でNYをクローズしています。
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本日(1月15日)のドル円予想
4時間足のボリンジャーバンドは、中心線は横ばいで、もみ合いを示唆しています。
日足のボリンジャーバンドは、中心線は上向きですがバンド幅が収斂しており、もみ合いを示唆しています。
また、週足ボリンジャーバンドの中心線は上向きとなっており、上昇を示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
4時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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