昨日(1月7日)のドル円相場
昨日(1月7日)のドル円は、2日続伸。
米経済指標の強い結果を受け、米10年債利回りの上昇とともにドル買いが優勢となり、2024年7月17日以来の高値158.42円まで急伸しました。
東京市場は、上昇後に反落。
日経平均の大幅上昇を背景としたリスク選好のドル買い円売りから、2024年7月17日以来となる158.41円まで上昇しました。ただ、加藤財務相による「(為替相場について)行き過ぎた動きには適切に対応する」、「投機的な動き含め、為替動向を憂慮している」との円安けん制発言が伝わると介入警戒感が強まり、157.79円まで下落する展開となりました。
欧州市場は、下値が堅い。
東京市場の流れを引き継ぎ、欧州勢はドル売りで参入し、日通し安値となる157.37円まで下落しましたが、その後は時間外の米10年債利回りが上昇したことでドル買い円売りが優勢となり、157.85円まで値を戻しました。
NY市場は、往ってこい。
米11月雇用動態調査(JOLTS)求人件数(予想770.0万件 結果809.8万件)、米12月ISM非製造業景況指数(予想53.3 結果54.1)の予想を上回る強い結果を受け、米10年債利回りの上昇とともにドル買いが優勢となり、東京高値と面合わせとなる158.42円まで急伸しました。ただ、その後は買いも続かず、トランプ次期米大統領による「金利は高すぎる」との発言を受け、157.59円まで下落しました。その後引けにかけて反発し158.04円でNYをクローズしています。
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本日(1月8日)のドル円予想
4時間足のボリンジャーバンドは、中心線は上向きとなっており、上昇を示唆しています。
日足のボリンジャーバンドは、中心線は上向きですが、バンド幅が収斂しており、もみ合いを示唆しています。
また、週足ボリンジャーバンドの中心線は上向き、また、バンドの幅がエクスパンションを形成しており、強い上昇を示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
4時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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