先週末(12月20日)のドル円相場
先週末(12月20日)のドル円は、上昇後に反落。
約5か月ぶりの高値を更新するも、政府・日銀による介入警戒感や、米経済指標の弱い結果を受け、155.96円まで下落しました。
東京市場は、上値が重い。
週末の5・10日ということもあり、仲値に向けたドル買い円売りが優勢となり、前日高値の157.80円を上抜けて7月17日以来の高値となる157.92円まで上昇しました。ただ、加藤財務相による「為替相場、足元では一方的、また急激な動きが見られる」や、三村財務官からの「為替動向を憂慮、行き過ぎた動きには適切に対応」などの円安けん制発言を受け、156.84円まで反落しました。
欧州市場は下落。
日本の政府高官からの円安けん制発言を受けた介入警戒感からドル売り円買いが優勢となり、156.63円まで軟調に推移しました。
NY市場は続落。
米11月個人消費支出(PCEデフレーター)の市場予想を下回る弱い結果を受け、米10年債利回りの低下とともにドル売りが優勢となり、155.96円まで下落しました。ただ、引けにかけて米10年債利回り上昇に転じたことでドル買い戻しが優勢となり、156.46円まで値を戻す展開となりました。
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本日(12月23日)のドル円予想
4時間足のボリンジャーバンドは、中心線が上向きですが、バンド幅が収斂し始めており、もみ合いを示唆しています。
日足のボリンジャーバンドは、中心線は上向きとなっており、エクスパンションを形成し、強い上昇を示唆しています。
また、週足ボリンジャーバンドの中心線は上向きとなっており、上昇を示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
4時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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