昨日(12月18日)のドル円相場
昨日(12月18日)のドル円は、大幅上昇。
米連邦準備理事会(FRB)は追加利下げを決定したものの、FRB内での強気な政策金利見通しを受けて、11月22日以来の高値となる154.86円まで上昇しました。
東京市場は、上値が重い。
仲値にかけた実需のドル買い円売りが優勢となり、153.78円まで上昇したものの、日経平均株価の下落を背景としたリスク回避のドル売り円買いが優勢となり、153.34円まで下落しました。
欧州市場は上昇。
時間外の米10年債利回りの上昇を受け、ドル買い円売りが優勢となり、153.74円まで上昇しました。
NY市場は、大幅続伸。
米連邦準備理事会(FRB)では、FOMCで市場予想通り0.25%の追加利下げを決定。
同時に発表されたFOMCメンバーの金利見通しで、利下げ回数が前回から半減となる2回と公表されたとともに、2025年末時点の政策金利見通しが前回の3.375%から3.875%へ引き上げられた他、2026年末分も2.875%から3.375%へ大幅上方修正されたことが伝わるとドル買いが優勢となり、154円台を回復。
その後のパウエルFRB議長の会見で「追加調整を検討する上で慎重姿勢を強める可能性」「道筋が不確かな間はゆっくり進む」などのタカ派的な発言を受け、米早期利下げ観測が後退し、米10年債利回りの上昇とともにドル買いが優勢となり、11月22日以来の高値となる154.86円まで上昇しました。
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本日(12月19日)のドル円予想
4時間足のボリンジャーバンドは、中心線が上向きで、エクスパンションを形成しており、強い上昇を示唆しています。日足のボリンジャーバンドは、中心線は下向きですが、バンド幅が収斂しており、もみ合いを示唆しています。
また、週足ボリンジャーバンドの中心線も下向きから横ばいに転じており、もみ合いを示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
4時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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