昨日(12月11日)のドル円相場
昨日(12月11日)のドル円は、乱高下。
日銀関連報道で150.01円まで急落後、152.79円まで急伸するなど荒い値動きとなりました。
東京市場は、下落後に反発。
日経平均株価の軟調推移を背景としたリスク回避のドル売り円買いが優勢となり、151.97円から151.42円まで下落したものの、日経平均株価が下げ幅を縮小したことを受け、時間外の米10年債利回りの上昇とともに151.76円まで値を戻しました。
欧州市場は、荒い値動き。
12月日銀会合において、「一部の委員は利上げの提案があれば反対しない見通し」との一部報道を受け、日銀による早期利上げ観測が再燃したことで151.01円まで急落しました。一方、「日本の物価上昇に加速感がみられないことなどを背景に日銀は追加利上げを急ぐ状況にはないと認識」との報道もあり、一転ドル買い円売りが優勢となり、152.79円まで急伸する荒い値動きとなりました。
NY市場は、底堅い。
米11月消費者物価指数は、コア指数ともに市場予想通りの結果となったことを受けて、一時152.07円まで下落したものの、前回数値からの伸び率加速が意識されると一転買い戻しが優勢となり、152.83円まで急伸しました。その後利食い売りに押され151.92円まで下落するも、日銀による早期利上げ観測の後退もあり、徐々に下値を切り上げ152.71円まで値を戻す展開となりました。
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本日(12月12日)のドル円予想
4時間足のボリンジャーバンドは、中心線が上向きとなっており、上昇を示唆しています。
日足のボリンジャーバンドは、中心線は下向きで、下落を示唆しています。
なお、週足ボリンジャーバンドは中心線が下向きですが、バンドの幅が収斂し始めており、もみ合いを示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
4時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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