昨日(12月3日)のドル円相場
昨日(12月3日)のドル円は、大幅下落。
韓国大統領による「非常戒厳」を受け、リスク回避のドル売り円買いが優勢となり、10/11以来の安値となる148.65円まで下落しました。
東京市場は上昇。
日経平均株価の大幅上昇を受けて、リスク回避姿勢が後退し、時間外の米10年債利回りの上昇とともに朝方につけた安値149.50円から150.23円まで上昇しました。
欧州市場は、上値が重い。
時間外の米10年債利回りが軟調に推移したことを受け、徐々に上値を切り下げ、149.69円まで下落しました。
NY市場は、下落後に反発。
韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領による「非常戒厳」の宣言が伝わると、リスク回避のドル売り円買いが優勢となり、10/11以来の安値となる148.65円まで下落しました。その後韓国で開かれた臨時国会で「戒厳令解除の決議案」が満場一致で可決され、韓国大統領が非常戒厳を解除するとリスク回避姿勢が後退。
その後発表された米10月JOLT雇用動態調査(予想747.0万件 結果774.4万件)が市場予想を上回ったことを受け、ドル買い円売りが優勢となり、149.61円まで反発しました。
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本日(12月4日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線が緩やかな下向きで、下落を示唆しています。
日足のボリンジャーバンドは、中心線は下向き、また、バンドの幅がエクスパンションを形成しており、強い下落を示唆しています。
なお、週足ボリンジャーバンドは中心線が下向きですが、バンドの幅が収斂し始めており、もみ合いを示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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