先週末(11月29日)のドル円相場
先週末(11月29日)のドル円は、大幅下落。
日米金利差縮小が意識されたドル売り円買いが優勢となり、10月21日以来の安値となる149.45円まで下落しました。
東京市場は、大幅下落。
生鮮食料品除く、11月東京都区部消費者物価指数(CPI)(予想2.1% 結果2.2%)の予想を上回る結果を受け、12月の日銀政策決定会合での追加利上げの思惑からドル売り円買いが優勢となり、時間外の米10年債利回りの低下とともに151.53円から149.77円までの大幅下落となりました。
欧州市場は、もみ合い。
149.54円〜150.36円と82銭の値幅を伴いつつも方向感を欠いた値動きとなりました。
NY市場は、上昇に反落。
大幅下落の反動で徐々に買い戻しが優勢となり、150.53円まで値を戻したものの、植田日銀総裁による
「(追加利上げの時期について)データが想定通りに推移しているという意味では近づいているといえる」
「インフレ率が2%を超え始めているときに一段の円安になれば、それは中銀にとってはリスクが大きい動きとして、場合によっては対応しないといけなくなる」
との発言を受けて、12月米利下げ観測と相まって、日銀が12月に追加利上げに踏み切るとの観測が高まったことで、日米金利差縮小が意識されたドル売り円買いが優勢となり、10月21日以来の安値となる149.45円まで下落しました。
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本日(12月2日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線が下向きで、下落を示唆しています。
日足のボリンジャーバンドは、中心線は下向き、また、バンドの幅がエクスパンションを形成しており、強い下落を示唆しています。
なお、週足ボリンジャーバンドは中心線が下向きですが、バンドの幅が収斂し始めており、もみ合いを示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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