昨日(11月7日)のドル円相場
昨日(11月7日)のドル円は、大幅下落。
FRBによる金利引き下げが決定され、大統領選による今後の利下げペースに影響はないとの見解が伝わると、米10年債利回りの低下とともにドル売りが優勢となり、日通し安値となる152.70円まで下落しました。
東京市場は下落。
序盤に154.65円まで上昇したものの、三村財務官による「行き過ぎた動きに対しては適切な対応をとっていきたい」との円安けん制発言を受け、介入警戒感から154.22円まで下落しました。
その後も実需目的の円買いドル売りから154.71円まで上昇するも、日経平均株価の下落を背景としたリスク回避の円買いドル売りが優勢となると153.94円まで下落する上値の重い展開となりました。
欧州市場は、もみ合い。
時間外の米10年債利回りの軟調な推移を背景にドル売りが優勢となり、153.66円まで下落したものの、FOMCを控えたポジション調整目的のショートカバーから154.13円まで値を戻すといった方向感を欠いた値動きとなりました。
NY市場は、大幅下落。
米10年債利回りの低下を受け、序盤からドル売り円買いが優勢となり、152.86円まで下落しました。
FOMCでは、政策金利について市場予想通りの0.25%利下げを決定。大幅利下げに踏み切らなかったことで、153.47円まで値を戻しました。
ただ、前回の声明文面にあった「インフレ率が持続的に2%に向かっているとの確信を強めている」の文言が削除されたことや、パウエルFRB議長による記者会見で「FRBはより中立的な姿勢への道を歩んでいる」「大統領選の結果は金融政策に何ら影響しない」と発言し、今後の利下げペースに変化はない見解を示すと、米10年債利回りの低下とともにドル売りが優勢となり、日通し安値となる152.70円まで下落しました。
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本日(11月8日)のドル円予想
時間足のボリンジャーバンドは、中心線が下向きで、下落を示唆しています。
日足のボリンジャーバンドは、中心線は上向きとなっており、上昇を示唆しています。
なお、週足ボリンジャーバンドは、中心線が緩やかな下向きで、下落を示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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