昨日(10月31日)のドル円相場
昨日(10月31日)のドル円は、大幅下落。
日銀による追加利上げ観測からドル売り円買いが優勢となり、151.84円まで下落しました。
東京市場は下落。
日銀は政策会合で現状維持となる金利据え置きを決定。発表時は153.61円まで上値を試しましたが、声明内容はほぼ予想通りで、同時に公表された日銀展望レポートで「引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していく」とされ、追加利上げに向けた姿勢が明確となったことを受け、ドル売り円買いが優勢となり、152.83円まで軟調に推移しました。
欧州市場は、下落後に反発。
定例記者会見にて植田日銀総裁は「(時間的余裕はあるかとの質問に対し)金融政策は毎回の会合で判断」との見解を示し、前回までの「時間的な余裕はある」の文言は今後使用しない旨の発言を受け、日銀の追加利上げへの思惑が再燃し、ドル売り円買いが優勢となり151.92円まで下落しました。
その後、時間外の米10債利回りの上昇を背景としたドル買いから152.84円まで反発しました。
NY市場は下落。
米新規失業保険申請件数(予想23.0万件 結果21.6万件)や米9月PCEコアデフレータ(予想2.6% 結果2.7%)の市場予想を上回る結果を受け、米10債利回りの上昇とともにドル買いが優勢となりました。
その後、153.04円まで上昇したものの、日銀による追加利上げ観測から買いも続かず、ダウ平均が軟調に推移したことでリスク回避の円買いドル売りが優勢となり、日通し安値となる151.84円まで下落しました。
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本日(11月1日)のドル円予想
時間足のボリンジャーバンドは、中心線が下向きで、下落を示唆しています。
日足のボリンジャーバンドは、中心線は上向きとなっており、上昇を示唆しています。
なお、週足ボリンジャーバンドは、中心線が緩やかな下向きで、下落を示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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