昨日(10月1日)のドル円相場
昨日(10月1日)のドル円は、方向感を欠いた値動き。
日銀による早期利上げ観測の後退を受け上昇するも、中東情勢緊迫化に伴うリスク回避のドル売り円買いから下落するといった方向感を欠いた値動きとなりました。
東京市場は上昇。
序盤に143.37円まで下落したものの、日銀が公表した日銀金融政策決定会合における主な意見(9月19-20日分)で「市場にサプライズを起こさぬようデータの変化を点検し改善に応じて金融政策を修正する」「追加的な利上げを行う局面では市場との対話を従来以上に丁寧に行う必要がある」との見解を受けて、早期利上げ観測が後退し、日経平均株価の上昇とともにドル買い円売りが優勢となり、144.41円まで上昇しました。
欧州市場は下落。
東京市場の流れを引き継ぎ、欧州勢はドル買い円売りで参入。日通し高値となる144.53円まで上昇しました。その後、イランのイスラエルへのミサイル攻撃報道を受け、リスク回避の円買いドル売りが優勢となり、143.57円まで下落しました。
NY市場は続伸。
石破首相による「金融緩和の基本的な姿勢は維持される」「内外の投資を引き出す資産運用立国を継続する」との発言から、ドル買い円売りが優勢となり、144.07円まで上昇したものの、米9月ISM製造業景況指数(予想47.5 結果47.2)の市場予想を下回る結果を受け、ドル売りが優勢となり、142.97円まで下落しました。その後、イランのミサイル攻撃が完了したことが分かるとリスク回避の動きは後退し、143.92円まで値を戻す方向感を欠いた値動きとなりました。
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本日(10月2日)のドル円予想
時間足のボリンジャーバンドは、中心線は穏やかな下向きとなっており、下落を示唆しています。
日足のボリンジャーバンドは、中心線は下向きですが、バンド幅が収斂しており、もみ合いを示唆しています。なお、週足ボリンジャーバンドは、中心線が下向きで下落を示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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