昨日(8月14日)のドル円相場
昨日(8月14日)のドル円は、上昇。
岸田首相の自民党総裁選への不出馬の意向表明を受けて、リスク回避のドル売り円買いが優勢となり、146.08円まで下落したものの、米7月CPIの結果が予想範囲内であったことを受けて147.58円まで上昇しました。
東京市場は、方向感を欠いた値動き。
日経平均株価が堅調に推移したことでリスク選好のドル買いが先行し、147.18円まで上昇したものの、岸田首相による自民党総裁選への不出馬の意向表明を受け、日本経済への先行き不安からドル売り円買いが優勢となり、146.08円まで反落しました。その後、下落していた日経平均が再び上昇に転じたことを受け、147.09円まで値を戻すといった方向感を欠いた値動きとなりました。
欧州市場は、上値が重い。
東京市場の流れを引き継ぎ、147.49円まで上昇したものの、米7月CPIの発表を控えたポジション調整目的のドル売りが優勢となり、146.83円まで下落しました。
NY市場は、反発。
米7月CPI(予想3.0% 結果2.9%)が市場予想をわずかに下回ったことを受け、一時146.50円まで下落したものの、CPIコア指数などが概ね市場予想通りの結果だったことで147.58円まで急伸しました。その後利食い売りに押され146.58円まで下落するも、米10年債利回りの上昇とともにドル買いが優勢となり、147.43円まで反発しました。
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本日(8月15日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線は上向きとなっており、上昇を示唆しています。
日足ボリンジャーバンドは、中心線が下向きですが、 2σが狭くなっており、下げ止まりを示唆しています。
なお、週足ボリンジャーバンドは、中心線が下向き、かつ、バンドの幅がエクスパンションを形成しており、強い下落を示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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