昨日(4月16日)のドル円相場
昨日(4月16日)のドル円は、2日続伸。
米金利早期利下げ観測の後退からドル買いが優勢となり、1990年6月以来、約34年ぶり高値となる154.78円まで上昇しました。
東京市場は、もみ合い。
米金利の早期利下げ観測の後退を背景としたドル買いが優勢となり、154.42円まで上昇したものの、前日高値の154.44円が意識されると買いも続かず、総じて154.14円〜154.42円と28銭幅で方向感を欠いた値動きとなりました。
欧州市場は、上昇。
時間外の米10年債利回りの上昇からドル買いが優勢となり、154.70円まで上昇しました。
NY市場は、続伸。
政府・日銀による為替介入への警戒感から153.89円まで急落したものの、FRB高官による米早期利下げの後退を示唆する発言が相次ぎ、米10年債利回りの上昇とともにドル買いが優勢となり、1990年6月以来、約34年ぶり高値となる154.78円まで上昇しました。
【主なFRB高官発言】
●パウエルFRB議長
「インフレが根強くインフレ2%回帰を確信するには、これまで予想していたよりも長い時間が必要になる可能性が高い」
●サンフランシスコ連銀デイリー総裁
「利下げを急ぐ必要はない」
「急いで行動することは最悪の行為」
●ジェファーソンFRB副議長
「インフレが予想通り減速しない場合は現行の金融引き締め姿勢をより長期間維持することが適切」
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本日(4月17日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは中心線が上向きとなっており、上昇を示唆しています。
日足ボリンジャーバンドは、中心線が上向きで、上昇を示唆しています。
なお、週足ボリンジャーバンドは、中心線が緩やかに上向きとなっており、また、バンドの幅がエクスパンションを形成しており、上昇を示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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