先週末(4月12日)のドル円相場
先週末(4月12日)のドル円は、3営業日ぶりに小反落。
中東の地政学リスクの高まりを受け、152.59円まで下落したものの、米金利早期利下げ観測の後退により153円台に値を戻す底堅い値動きとなりました。
東京市場は、下値が堅い。
東京仲値に向けた本邦輸出企業による実需のドル売りを受け、152.97円まで下落したものの、153円割れでは押し目買い意欲も旺盛で、153.27円まで値を戻す展開となりました。
欧州市場は上昇。
低下気味だった時間外の米10年債利回りが低下幅を縮小したことでドル買いが優勢となり、153.38円まで上昇し、1990年6月以来約34年ぶりの高値を更新しました。
NY市場は、下落後に反発。
「イランの報復攻撃が48時間以内にも行われるとみて、イスラエルは備えを進めている」との一部報道が伝わると中東の地政学リスクの高まりを受け、リスク回避の円買いが優勢となり、152.59円まで下落しました。ただ、ボスティック米アトランタ連銀総裁による「今年は年末にかけて1回の利下げ」「私は利下げを急いでいない」、デイリー米サンフランシスコ連銀総裁による「政策金利を調整する緊急性は全くない」との発言から、米金利早期利下げ観測が後退し、153.32円まで反発しました。
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本日(4月15日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは中心線が緩やかな横ばいで、もみ合いを示唆しています。
日足ボリンジャーバンドは、中心線が上向きで、上昇を示唆しています。
なお、週足ボリンジャーバンドは、中心線が緩やかに上向きとなっており、また、バンドの幅がエクスパンションを形成しており、上昇を示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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