昨日(4月11日)のドル円相場
昨日(4月11日)のドル円は、2日続伸。
政府・日銀による介入が警戒されつつも、米経済指標の良好な結果に153.31円まで上昇し、1990年6月以来約34年ぶりの高値を更新しました。
東京市場は、下値が堅い。
153円台で始まった東京市場は、政府・日銀による介入警戒感からドル売り円買いが優勢となり、152.76円まで下落したものの、日米金利差を意識した押し目買い意欲も旺盛で、153円台を回復する下値の堅い値動きとなりました。
欧州市場は、小幅ながら上昇。
時間外の米10年債利回りの上昇を受け、ドル買いが優勢となり、153.28円まで上昇したものの、政府・日銀による介入警戒感から153.03円まで下落する展開となりました。
NY市場は、下落後に反発。
米3月卸売物価指数(予想2.2% 結果2.1%)の市場予想を下回る結果を受け、米10年債利回りの低下とともにドル売りが優勢となり、152.80円まで下落しました。
ただ、FRBによる早期利下げ観測が後退しているなか、米新規失業保険申請件数(予想21.5万件 結果21.1万件)の良好な結果が伝わると、ドル買いが優勢となり、153.31円と1990年6月以来約34年ぶりの高値を更新しました。
引けにかけて小反落するも下値は堅く、153.27円でNYをクローズしています。
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本日(4月12日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは中心線が上向きで、上昇を示唆していますが、バンド幅が収れんしており、上昇に一服感があります。
日足ボリンジャーバンドは、中心線が上向きで、上昇を示唆しています。
なお、週足ボリンジャーバンドは、中心線が緩やかに上向きとなっており、また、バンドの幅がエクスパンションを形成しており、上昇を示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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